No.26
2024/12/23
DXに関する取り組み
目次
経営ビジョン
株式会社マツリブは、経営コンサルティング会社です。
東海地方の中小企業を中心として、経営コンサルティング・組織コンサルティング・補助金コンサルティングを提供しています。また、その提供方法についても常に進化を心掛け、DXを取り入れております。
東海地方の中小企業のDXは遅れています。
代表的な問題として2025年の崖がありますが、レガシーシステムを使い続ける多くの大企業はこれから問題に直面することでしょう。
東海地方の中小企業、特に製造業は世界に誇る技術を持っています。一方でDXには乗り遅れており、生産性が低いのが現状です。
DXはあくまで目的ではなく手段です。業績を上げる、企業価値を上げる、より良いプロダクトやサービス作りに集中するなど、企業によってそのゴールは様々ですが、DXによってそれが改善されるのは間違いありません。
DXを必要とする方にその推進の伴走支援をしている立場である当社は、自身の運営においても最大限のデジタル活用をすることに努めています。
当社のビジョンの一つである「どこにもない価値」を提供するためには、DXは欠かすことができません。顧客支援を中心とした、日々のオペレーションの全てのプロセスにおいて、デジタルを活用していきます。
日々の業務において、顧客開拓、コンサルティング実行、バックオフィスなど、全てのプロセスにおいて、デジタルツールを使ってまいります。
データ活用については、リサーチ、レポートづくり、分析等、データを取得・利用するであろう業務プロセスにおいて、全社員データ化を徹底し、後に形式知として活用できるようルール作りをいたします。
DXは単にツールを導入すればよいというものではないと認識しています。一つ一つ課題をクリアし、総合的な判断を元に一歩一歩ゴールに近づくものだと考えています。お客様のために、丁寧に進めることを心掛けて参りたいと思います。
DX戦略
マツリブは「価値」を創造するため、常に進化をし続けます。代表である祭田が率先してDX戦略を策定・推進し、自社及び他社のDXにコミットし、DX戦略を推し進めていきます。
具体的には、経営ビジョンの実現に向けて以下の施策を行っていきます。
1. ITコンサルティング分野への進出
自社開発のIoT機器の強みを活かし、将来的にはITコンサルティングへと事業領域を拡大していきます。この展開により、当社は持続的な収益基盤を確立し、クライアントに対して一層の価値提供を実現します。
2. 業務のデジタル化・自動化
日々の全てのプロセスにおいて、SaaSやAIを用いることでデジタル化や自動化の推進を徹底します。経営陣だけでなく、カルチャーとして全社に根付かせます。当社バリューもそれを体現しており、仕組み化を積極的に推進すると評価に結びづくようになっております。
3. AIの積極的活用
生成AI等の積極活用によって、単純作業やルーティンタスクの自動化をまず図ります。それにとどまらず、思考やクリエイティビティが必要な作業も、積極的にAIを活用していきます。
4. データの有効活用
CRMやSFAのSaaS、会議の自動記録SaaS等を利用し、営業活動の全てのプロセスを記録します。それにより、各人の意思決定や業務効率化に役立てるだけでなく、会社全体の集合知として、全社員が有効活用できるものにします。
5. フィードバックループの活用
当社はコンサルティング会社である性質上、自社でのDX改善→クライアントDX提案・施策の改善→自社のDXに活きるというフィードバックループによって、自社内の取り組み及び他社への提案が洗練されていきます。
DX経営体制
代表取締役である祭田がDX経営のリーダーですが、各現場担当者に権限移譲をしており、主体的に業務を遂行することができる必要最低限のアクセス権限を付与することで、セキュリティ面も考慮しています。
当社はコンサルティング会社であり、当社が採用をする人材の多くは既にDXに強い方ばかりです。顧客DX導入経験を持つ祭田をはじめとした、弊社の社員が日々情報共有や勉強会を行なっていくことで、お互いに磨きをかけていきます。
社員には、クライアントにより良い提案ができるように、資格獲得支援、セミナー出席推奨、勉強会の開催など、様々な形でのサポートを行っております。
生成AIといった最新技術に関しても代表取締役や社員が自ら活用し、どのように活用することができるか、活用ポイントなどを社員に共有する勉強会を開催しており、最新技術に関しても社内で浸透するような仕組みづくりを行っています。
また、IPAの資格に関しては、全社員に向けて取得を奨励しております。
DX推進のための環境づくり
当社は、お客様への価値提供を最大化するために、以下の施策を行うことでDXを推進しています。
1. グローバルの最新ノウハウを研究・活用
グローバルレベルでのDXに知見を持つ代表取締役を中心に、日本含めたグローバルレベルでのDXやAIツールを定期的にリサーチし、利用検討を行っています。特に、ChatGPTに代表されるような生成AIツールは、情報漏洩等に気をつけた上で、積極的に活用していきます。
2. 徹底的な業務効率化・自動化
コミュニケーション、ドキュメンテーション、タスク管理、スケジュールなどが全て一体化されたツール「Notion」「Slack」を用いることで、オペレーションの全てがシームレスにつながるように設計されています。
3. 徹底的なペーパーレス化
DX推進を行なっている身として、ペーパーレス化を徹底しています。それにより同時にコスト削減にもつながっています。
4. 徹底的なドキュメンテーション
日々何かが誰かを行うと、そこには必ず新しい発見や学びがあります。それをその人だけに留めておくのは機会損失であり、全員に共有されるべきです。それが他社との会議であれ、1人で行うリサーチ作業であれ、全ての物事はNotionもしくはSlackに記述し貯めるようになっており、将来入社する方にとっても素晴らしい情報源になります。
5. 徹底的なデータベース化
上記の情報蓄積に加えて、Notion内でリレーショナルデータベース化できるものは全てDBとして記録することも徹底しています。後で統計を出したり、比較を出したり、パワポに貼ったりと、様々な活用ができますし、二度手間でまた入力する、みたいなことを防ぐことができます。
6. バックオフィス業務の効率化
バックオフィスはDXされており、会計・請求書発行/受入・経費精算・給与計算等は全てExcelとfreee人事労務で行っております。
DX戦略の達成指標
DX戦略の達成状況を評価するために、全社及び個人について以下の指標を策定しています。
これらの指標により四半期ごとに評価を行うことで、進捗状況を把握し、必要に応じて戦略の調整を行っていきます。我々のバリューの一つに「システム化が全て」とあるように、それが個人の評価にも紐づいていきます。
1. コンサルティング案件数
2. コンサルタントの採用数
3. ペーパーレス達成率(紙は基本的に使わない)
4. DB化浸透率(記録できる全てのものはデータベース化)
5. Slack記事記述枚数(DB以外で記録すべきノウハウ等は全て記事化)
6. AI等最新ツールの社内提案数
7. DXノウハウ発信数 8. ルーティンタスクへ割く時間の削減数