No.34
2025/06/27
【2025年6月最新】中小企業が使える補助金まとめ 活用のポイントと注意点も解説
こんにちは!
名古屋をはじめ、愛知、岐阜、静岡を中心に経営コンサル、組織コンサルそして補助金申請サポートを行う株式会社マツリブの細川です!
2025年度が始まってから、ものづくり補助金や省力化投資補助金、新事業進出補助金など様々な補助金の情報が出てきました。
物価高・人件費上昇・資材費高騰など、事業運営のコストが上がり続けている今、中小企業が生き残り・成長していくためには「補助金」の活用が重要です。
しかし、
申請してみたいけど、どれがいいのかわからない。
という方のために、今回は、2025年6月現在これから使える補助金についてまとめてみました。
■おすすめの補助金
①新事業進出補助金
②ものづくり補助金
③省力化投資補助金
④省エネ補助金

■補助金詳細
①新事業進出補助金 リンク https://shinjigyou-shinshutsu.smrj.go.jp/
【特徴】
・補助金額が他の補助金よりも高い
・新築費用や改装費用も一部補助してくれる
・現在の事業とは違う事業を始める場合に最適

【スケジュール】
・申請締め切り:2025年7月10日
・採択発表時期:10月予定
【申請ケース】
・外壁塗装事業者が、塗装技術を活用してオーダーメイド自動車部品の塗装事業を開始
・製造業者が、工場見学を兼ねたカフェを新たに併設
②ものづくり補助金 リンク https://portal.monodukuri-hojo.jp/
【特徴】
・小規模事業者なら補助率2/3
・給与UPで補助上限もUP!
・新商品開発や新サービス開発を行う場合に最適

【スケジュール】
・申請締め切り:2025年7月25日
・採択発表時期:10月下旬予定
【申請ケース】
・金属加工事業者が、個人向けにアクセサリーの名前入れサービスを開始
③省力化投資補助金(一般型)
【特徴】
・現在のオペレーションを省力化させたい場合に最適
・小規模事業者は補助率2/3
・給与UPで中小企業も補助率2/3に

【スケジュール】
・申請締め切り:2025年8月上旬
・採択発表:11月下旬
【申請ケース】
・金型製造業者が、オンライン設計可能な3DCADを導入し、リモートワークにも対応して省力化
④省エネ補助金(省エネルギー投資促進支援事業費補助金)
【特徴】
・省エネルギー化する場合に最適
・設備は入替えとなる
・補助率は低いが上限が1億円までと幅がある

【スケジュール】
〇二次公募
・申請締め切り:2025年7月10日
・採択発表:9月上旬
〇三次公募
・申請締め切り:2025年8月中旬~9月下旬
・採択発表:11月中旬
【申請ケース】
・今よりも省エネなエアコンに買い替える
■補助金をもらうまでの流れ
下図に、主な手続きと流れをまとめました。
補助金は申請したらもらえるものではなく、複数の手続きが必要となります。また、補助金の入金よりも先に設備等の全ての支払いを行う必要があります。そのため、御社の財務状況によっては金融機関さまからの融資が必要になるかもしれませんので、補助金の申請を決められた際は金融機関さまにご相談されることをオススメします。

■まず何をする?
補助金申請するためには事前の準備が必要になります。
しかも、それらの準備には1ヶ月ほど時間が必要になるケースが多いため、「補助金を申請してみようかな?」の段階から準備を進めることをオススメします。
①GビズIDの取得
補助金の申請はWebシステムを使用して行うことがほとんどで、そのシステムを利用するためにGビズIDというものを登録する必要があります。状況によっては4週間ほどかかる可能性があるため、まず最初に行ってください。 申請にはマイナンバーカードや印鑑証明書の取得も必要になります。
(GビズID「アカウントをこれから作成される方」:https://gbiz-id.go.jp/top/manual/manual.html)
※「GビズIDプライム」という方を取得してください
②金融機関さまへのご相談
今回紹介した3つの補助金は、金融機関さまから発行していただく書類(例:金融機関からの確認書)を提出する必要があります。金融機関さまによりますが、確認書の発行には1週間~2週間ほどかかります。そのため予め金融機関さまと相談し、どのようなスケジュール感で進めるかを決めておくと良いでしょう。
③加点項目の申請
補助金は審査を経て採択・不採択が決まります。その審査基準が補助金ごとに定められていますが、「加点項目」という、基準を満たしているだけで審査が有利になる審査基準もあります。
手続きが簡単で最短1日で取得できるものもあれば、手続きが煩雑で1ヶ月以上かかるものもあります。もちろん加点は多い方が審査で有利になるので、「どんな加点項目があるか?」「自社は取れそうか?」を確認の上、早めに手続きを進めることをオススメします。 ※加点項目については、各補助金の公募要領をご確認ください。
■各補助金の狙いやすい加点項目と取得目安期間
【新事業進出補助金 第1回】

【ものづくり補助金 20次】

【省力化投資補助金 第3回】

■補助金申請時のコツ
見積金額より少し高めに申請することをおすすめします。
理由は、後から金額を下げることは可能ですが、上げることはできないからです。
申請前に見積をしてもらっても、実際に発注できるようになるまでに4ヶ月ほどかかります。その間に値上がりしてしまうことは大いにあります。
更に、一部の経費は補助対象外とされてしまう場合もございます。そのような場合でも、補助金を最大限もらえるコツです。
ただし、20%を超えてしまうと変更手続きが必要になることが多いので、10%を目安にしましょう。
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